田沼意次 政治改革

南鐐二朱銀 南鐐二朱銀
南鐐二朱銀【左:表面・右:裏面】(牧之原市史料館所蔵)

画期的な貨幣の通用

江戸幕府の政治改革としては、享保・寛政・天保のいわゆる三大改革が良く知られています。

しかし、近年では田沼時代の改革もそれらと同じくらい凄いと評価されています。

例えば、明和9(1772)年発行の南鐐二朱銀(なんりょうにしゅぎん)は、日本で初めて本格的に通用した計数銀貨(けいすうぎんか)(額を表示して、価値を一定にした銀貨)です。

それまでの銀貨は、重さを量って価値を決める秤量貨幣(しょうりょうかへい)であったため、たいへん画期的な貨幣でした。

取り扱いの簡単なこの銀貨によって、商売はよりスムーズになり、経済の活性化につながりました。

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